【イラスト】背景付きイラストの練習!パースやアイレベル、3Dを使った背景の描き方について

こんにちは!なもまるです!

今日は、背景付きイラストを練習で描いてみたので載せてみたいと思います!私は背景が本当に苦手です・・・!なので少しでもそれっぽく描けたらいいなと思いあれやこれやと加工でごまかし・・・いや頑張って描いたのでどういう風に描いたかも含めてお話していきたいと思います!

イラスト紹介

今回描いたイラストはこちら↓

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ブログ用に画質を落としているので綺麗な状態はピクシブで上げてます!

www.pixiv.net

今回はカフェでイケメン上司と鉢合わせシーンをイメージして書いてみました!特にこのシチュエーションがいいと思って描いたわけではなく最初にキャラを書いてから背景どうしようかな、と思ってなんとなくカフェにしてみたというだけです・・・!なので今回のイラストはキャラクターにあわせて背景のパースをとってみました。

ですが、私はパースうんぬんはとにかく苦手で、パースをとるときはアイレベルから線を引いてパースを取るのが普通だと思いますが、今回はパースの線は一切書かずラフの段階で自分の目を頼りにパースを取ったものになります。

なのでイラストに違和感があったりするかもしれません・・・!きっと背景が得意な人には見抜かれてしまうと思います・・・!

 

そもそもパースってなに?

さっき書いた話の中でパースやアイレベルという言葉が出たと思うのですが、それぞれどういうものなのか私自身のおさらいも含めて書いていきたいと思います!

パースとは省略語になっていて、本来はパースペクティブといいます。

そして、パースを取るために透視図法というやり方でパースを取っていきます。

透視図法とは聞いたことがあるかもしれませんが

一点透視図法・二点透視図法・三点透視図法の三種類があります。

そしてアイレベルについては水平線になります。後は画面を見ているカメラというとらえ方で私は見てます。カメラの目線の位置が水平線になり、その水平線に消失点を書くことでパースが取れるようになると思います。

一点透視図法

もっとも簡単なのは一点透視図法です!これはよく学校の廊下でまっすぐ廊下の先を描く時などに使われます!イメージ画像では下記の状況になります!

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これが一番分かりやすい説明かなと思います。

アイレベルの真ん中に消失点を書きそこから線を描いてパースを取ります上の画像だと下のようになります。↓

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私が簡単に線を描いたので雑になりますが、アイレベルの線に任意で消失点の場所を決め、そこから線を引いてくものになりますが消失点の場所で見え方が変わります。

ちなみに上の画像でいうとアイレベル(水平線)は黒い横線消失点真ん中の緑の●になります。

一点透視図法についてとってもとっても簡単に説明してみました!

二点透視図法

二点透視図法は消失点が二個になった状態のことを言います。二点透視図法で描くと、物を見るカメラを左右に動かし、斜めから見たような状態を書くことが出来ます。私が描いた物になりますが、二点透視図法は下記の状態になります。

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黒い線がアイレベル、赤い●が消失点、になります。消失点とアイレベルから紫の線や緑の線のようにパースを取っていきます。今回は緑の線を使って建物っぽい絵を描いてみたいと思います。まず緑の線を元に床や壁になる線を描いていきます。下記の状態です。

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ドアや窓もパースの線を使えばそれっぽくなります。ですが、これをみて分かる通り今の状態ではかなりパースがきついです。急な角度がついちゃってますよね?なぜこうなるのかというと、本来消失点は画面の外、遠く離れた場所にあるのが本来の状態になります。今回は消失点も分かりやすくするために画面内に消失点をあえて入れました。これを違和感なくするには画面から消失点を出してあげればよりそれっぽくなります。簡単に説明すると描いたものを拡大しちゃえばいいだけです!その状態は下記の状態になります!

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拡大するとこうなります!こう見るとそれっぽくなって来たかなと思います!廊下とドアが並んでいる感じになりますよね!ここまで拡大すると消失点はもうだいぶ離れたところまで行ってしまいますね・・・!

 

三点透視図法

三点透視図法はこの流れなら想像がつくと思いますが、消失点が3つになった状態のことを言います。三点透視図法で描く物はカメラを上下に移動し迫力のあるアオリやフカンがかけるようになると思います。私が描いた物になりますが、三点透視図法は下記の状態になります。

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こうなります!ちょっと線が交しすぎて分かりにくいかもしれません・・・。今回も消失点を無理やり画面内に入れたのでパースがきついですね・・・!この線を元に四角い箱を描いてみると下記になります!

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ちょっといびつな四角になってしまいました・・・!ですが、これで上から見た四角がかけました。これを使ってそれっぽい絵を描いてみると下記になります。

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四角を拡大して2つ並べて窓やドアを描き足しました!これでもちょっと元の四角がいびつな形になってしまったので、違和感があります。本来はもっと丁寧に描かないとパースがずれているように見えてしまったり違和感が出てきます。実際に私が描いた上のビルがならんでる絵もマウスで適当に描いてしまったためビルの形や2つ並んだ時のパースの違和感が出てしまいます。ちなみに上のビルも少し手直しはしたのですがそれでも違和感がすごいほど元の四角がゆがんでいるのが分かると思います・・・(笑)

こんな感じで簡単にですが透視図法について書いてみました。ただ私は背景パースは本を読んでもまったく理解できないほど苦手なので、私が通っていた学校で習ったことを自分なりに書いてみました。

背景を描く時に自分が意識していること

あまり背景を描くことがないのですが、やっぱり背景がしっかりかけているとキャラクターに魅力が増し、より世界観が伝わりやすくなるのでかけるようになれたら最高だろうな・・・って常日ごろ憧れを持って絵を描いてます。

ですが、私は背景の描き方をネットで読んでも本を読んでも人に聞いても全然分からなくていつも絵を描く時は悩んでます。こんな私でも背景は描けるようになりたいって自分なりに勉強をしているのですが、私がやっている勉強方法は普段から回りにあるもの全てを観察して考え、覚えることをやってます。パースの原理がいまいち分からなくても日常生活でいつも見ているもの全てにパースがついてますよね?机でご飯を食べている時の食材の見え方や電車の窓から見た町並み、どんなに細かくて当たり前のことでも絵を描こうとすると難しくてかけないんです。それをかけるようにするにはどんな物もよく見て頭で覚えるです!これが出来れば絵を描く時に感覚として備わっていきます。これは人の絵を見ても同じような効果を得られますが、人が描いたものはパースが間違っている絵も少なくはないと思います。なのでやっぱり実際にあるものよく見るのが一番勉強になります。本を読んでも分からないという人は常に観察し考えることを意識してみてください!不思議と絵を描いた時に自分の目がこのパースには違和感があるよ!ここゆがんでない?と教えてくれるようになります。私もまだまだですがこうやって背景の勉強をしてます!

 

アニメーター暦●十年の先輩から聞いた話&3Dを使った背景イラスト

私の先輩にアニメーターとして長い経験のある方がいて背景について聞いてみたことがあります。その時、パースの線は使うけど、完璧なパースを取ろうとはしてないと聞きました。これはどういう事なのか、人間の目は2つあり右と左で同じ所を見ても、見え方が違います。見え方が違う2つの目、両目をあけてみる普段の景色はパースがゆがんだ状態になっているそうです。なので完璧なパースで物を描くと人間の目には少しパースがきつく感じるようです。そのためプロのアニメーターさんの中にはあえてパースをゆがませてより人間が見て自然に見えるように調整して描いてる人もいるそうです。

この話、私は3DCGの経験があるのでなんとなく理解することが出来ました。3Dで背景を作ると3Dの精密すぎるパースに少し違和感を覚えることがあります。3Dで背景を作る時は3D側で調整できるカメラの設定をいじってパースをゆがませると目になじんでくるんじゃないかなって思います。とはいえ3Dは本当に軽くしか経験がないのであまり話せることはないのですが・・・。

ですが3Dでモデリングだけでもできれば背景がどうしてもかけない時に3Dで背景モデルを作ってそれを下にしいて絵を描けばあっという間にパースが整った絵がかけます。なのでフリーソフトでも触ってみて使いこなせそうならこういうやり方で背景を描くのもありだと思います。フリーソフトならblenderがオススメです!このソフトは有名なので調べるとすぐ出ると思います!私もこのソフトを使って背景を作ったことがあります!私はカメラの設定がよく分からなくてパースがきついまま絵を描くときに自分でみて直してました。blenderにはMAYAモードがあったと思うのでそれを使えばMAYAでモデリングしてた人でも使いやすくなると思います!

最後に

これで背景について終わりたいと思います。私の聞いた話や学んだことを長々となりましたが書いてみました。ごっちゃになってしまって分かりにくくなっていたらすいません・・・!それでも背景が描けるようになるのはすばらしい事だと思います!私ももっともっと沢山描いて勉強していきたいと思います。

最後まで見ていただきありがとうございました!次回の記事でお会いしましょう!